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vol. 3 男の手料理

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マチコ

“彼のハートをつかむためには、まず彼の胃袋をつかむこと!”とか、“家庭料理で彼をおとす!”とか、この手のアドバイスは通常女性向け恋愛指南の常套句だったりするのだが、料理ができないハンサムと、料理が上手いブサイクだったら、どっち?と問われたならば、私は迷わず「顔より料理の腕!」と答えますな(笑)。

私に限らず、おそらく世の女性の多くが料理が上手い(もしくは料理好き)の男性にはかなり弱いんじゃないかな?
(ビストロ・スマップやジェイミー・オリバーが人気なのもわかるって)

でも何もビストロ・スマップ級の料理を作れというわけじゃない。
基本的な自炊能力の有無が、いかに「モテ道」の大事な要素になるか、という話である。

これまでに「私自身が女ごころをつかまれた男の手料理ヒストリー」(笑)を一例としてご紹介しよう。

まず高校時代は「手作りミートソース」。

当時付き合っていた彼の家に行ったら、前日から野菜を刻んで仕込んでいたという ミートソースのスパゲッティをふるまわれた。
今でも味を覚えているが、深い甘さのある個性的でおいしいソースだった。

高校生の男子がそこまで料理にこだわるのは、当時は「ちょっと変わり者」と受け取られがちだったのだが、洗濯も料理もすでに自分で自然にやってしまっている彼の早熟ぶりに全て親掛かりだった女子高生の私は、あっというまにクラクラ~とハートを奪われてしまったのでした(笑)。

これが男の手料理に魅了された瞬間(笑)。
でも大学に行ったら大学で別に好きな人(下の彼)ができてしまってこの彼とは別れました(笑)。

そして大学時代の彼は「焦げたハンバーグ」。

タマネギをみじん切りにして肉をこねるところから一生懸命作ってくれたのだが、最後の焼く段階で失敗してしまったらしく見事に焦げあがっていた。
「ごめん、焦がしちゃってすごいマズイと思う。無理して食べなくていいから」と申し訳なさそうにしていたが、焦げてようが焦げてなかろうが、私としては自分のために手間をかけて作ってくれたことが何よりうれしいわけ。

「あんな不味いものを“おいしい、おいしい”って言って食べてくれてそれがなんかすごく嬉しかった」と言われた瞬間、彼のことがもっともっと好きになりましたなあ。

これは「料理は出来不出来の問題ではない」という例。
でも、社会人になって企業に入社したら、そこで別に好きな人(下の彼)ができてしまってこの彼とは別れました(苦笑)。

OL時代の彼は「煮込みうどん」。

風邪をひいて熱を出して寝込んでいたとき。
ウチにやってきた彼は私んちの冷蔵庫の残りもので煮込みうどんを手際よく作ってくれ、生卵なども落として見た目も完璧。

実はその生卵、使わないまま賞味期限が怪しいものだったので、その生卵はもしかしたら賞味期限が切れてるかもしれないと主張すると「割った状態からみて、まだまだ鮮度的に問題ないから大丈夫。
1コだけ残っててラッキーだよ。これで滋養つくからね」と自信満々なので(笑)、ドキドキしながらもいただきましたヨ。

あったかくておいしかったし、お腹もこわしませんでした(笑)。
なにより、体調を崩しているときにこのやさしさはありがたかった。

これは、作ってくれたものはありきたりのものながら、普段から自炊をしていないとわからないような知恵で弱っている心身を力づけてくれた、という例。

でも、転職したら転職先で別に好きな人(下の彼)ができてしまってこの彼とは別れました。

転職後の彼の得意料理は「プロ級の餃子」。
…って長くなるので以下割愛(笑)。

とにかく、男の手料理は女ゴコロをかようにつかむ!
という具体例を個人的な体験から列挙してみたわけですが、人間、おいしいものを食べると幸せな気分になるわけです。

つまり料理が上手かったら、それだけ女性を幸せな気分できるんだから、怪しいナンパ術の習得にいそしむより、料理の腕を磨いたほうが絶対モテへの近道だと思うんですけど。

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