「あなたにも書ける恋愛小説」のあらすじ
周囲の人々を観察しては、こっそり彼等の人生に入りこんで、スランプに陥って全く筆が進まない作家のアレックスは、ギャンブルで作った借金の取立屋に返済まで1ヶ月間の猶予を与えられる。
期限内に何が何でも小説を書き上げ原稿料を手にしないと命が危ない!?切羽詰って口述筆記を思いついた彼は速記係を雇うことに。
やって来た堅物タイピストのエマは、軽薄なアレックスの態度に警戒し一旦はその場を去るが、彼が以前書いた小説の内容に魅かれ執筆を手伝い始める。
小説ができあがっていくうちに2人の距離は段々近づいて…。主演の2人には笑顔がキュートなケイト・ハドソンと物憂げな表情が母性本能をくすぐるルーク・ウィルソン。
監督は恋愛映画の名作『恋人たちの予感』でおなじみのロブ・ライナー。
ロシアの文豪ドストエフスキーの『賭博者』を下敷きに、現実と小説それぞれの世界での恋愛模様がシンクロしていく王道ラブコメディ。監督:ロブ・ライナー(2004年アメリカ)
「あなたにも書ける恋愛小説」の恋愛名セリフ・名場面
- 「(アレックス作の『愛とは後悔すること』を手に取りながら)内容は?」(エマ)
- 「結婚恐怖症の男が恋に落ちて死ぬほど結婚に怯えるコメディだ。」(アレックス)
- 「死ぬの?」(エマ)
- 「自分で読めよ!(ページをめくり結末を読み始めたエマを見咎めて)何してる?」(アレックス)
- 「結末を読むの!」(エマ)
- 「それはないだろ~。」(アレックス)
- 「じゃあ教えて。」(エマ)
- 「(憮然として)本を読め!」(アレックス)
- 「それは結末をみて決めるわ。ムダな時間を省けるでしょ?(結末をチラ見した後ニッコリ微笑んで)頭から読みたくなったわ。」(エマ)
背景
アレックスにこれから書こうとしている小説の内容が“魅惑的な女に骨抜きにされてもがき苦しむ男の話”と聞いて、執筆を手伝うことに決めたエマ。
自分の恋愛経験を基に男性目線でラブストーリーを紡いでいくアレックスに対して、彼女は女性の立場から、また読者の立場から、そして堅物で超リアリストとして、その内容にどんどん口出しをしていく。
ぶつかり合いながらも、いつしか口述者と速記者の立場を超えて、どんどん恋愛小説の登場人物とシンクロしていく2人の気持ち…。
当初アレックスを警戒して婚約者がいると嘘をつき防衛線をはっていたエマだったが、その嘘を彼に見破られて一気に男と女の仲に。
完成した小説のほろ苦いラストとは対照的にハッピーエンドを迎えようしていたエマとアレックス。
ところがそこに思いがけなくライバルが現れて…。
恋愛力UPポイント
恋愛プロセス、男と女の違い
本編中エマとアレックスが共に書き上げた小説に12万5000ドルの値打ちが実際あるかどうか?は別として(笑)口述者と速記者、男性と女性、作家と読者、それぞれの目線で、自分ならこんな恋愛がしたい、あるいはしたくない、そんな率直な意見を投げ合いながらキャスト2人がラブストーリーを作り上げていく過程は、恋愛初心者の男性の皆さんにとってかなり参考になるはず。
小説の中で魅惑的な女性との一夜限りの激しいメイク・ラブや登場人物の女性をころころ変えて、やたらと三角関係を演出しようとするアレックスに対して、それでは女性読者を敵に回すとエマは苦言を呈します。
どんな女性でも心のどこかで「愛は永遠、愛する男性と互いに慈しみ、理解し、尊敬し合いたい」そう夢みていると。
メイク・ラブは心のつながりの延長戦上にあるもの。
信頼関係を築かずに結果を急ぐと女性の気持ちはついていけなくなるのです。
本編を観ると、そういった男性と女性の恋愛プロセスに対する考え方の違いが、エマとアレックスの2人のセリフの至るところに散りばめられています。
恋愛小説より確かな愛の存在
新しい年を迎え「今年こそ彼女ができますように」
そう初詣で手を合わせた男性は少なくないでしょう。
でも恋しなきゃ恋しなきゃとガツガツしてもうまくいかないかも。
焦って恋愛至上主義にハマると、いつのまにか恋に恋して“恋愛小説より確かな愛の存在”に出会えなくなっちゃいますよ。
女性はお手軽なその場凌ぎの恋愛なんか求めていません。
等身大の自分をちゃんと受け止めて、心から愛してくれる男性を待ってるんです。
そんな女性心理を心得てから出会いの場へ臨んで下さい。
女性の気持ちの動きにもう少し敏感になって下さい。
多くの女性にとって大切なのは結果より恋愛にいたるプロセスです。
頭の中の恋愛フィクションを実現したい方のためにこの映画をオススメします♪

