「ハチミツとクローバー」のあらすじ
純朴で優しい竹本(櫻井翔)、クールな真山(加瀬亮)、天才的な美術センスを持つ奇人・森田(伊勢谷友介)、陶芸科のあゆ(関めぐみ)。
彼等の通う美大に、ある日、大学の花本先生の親戚はぐみ(蒼井優)が入学してくる。
可憐な容姿に似合わずダイナミックで才能あふれる絵を画くはぐみに一目で惹かれる竹本と森田。一方真山はバイト先の建築デザイナー理花に想いを寄せているが一向に振り向いてもらえない。
そんな真山を遠くからずっと見つめているあゆ。5人の恋のベクトルはどれもみな一方通行、そんな不器用で切ない恋愛模様が描き出される青春ラブストーリー。
原作は現在も集英社「コーラス」に連載中の羽海野チカの超人気同名コミック、待望の実写映画化。
監督:高田雅博(2006年 日本)
「ハチミツとクローバー」の恋愛名セリフ・名場面
- 「ホントに俺ばっかり恋してたんだなあ。」(竹本)
- 「で、おまえはもうはぐちゃんに気持ちぐらいは伝えたの?」(真山)
- 「いきなり核心つきますねえ。」(竹本)
- 「当然まだか~。」(真山)
- 「当然まだでぇす。」(竹本)
- 「それくらいキチンとしないと一生後悔するかもだなあ。いやこれはお互いのはなし・・・。」(真山)
- 「一生・・・はイヤですねぇ。」(竹本)
- 「自分の好きなヒトが自分のことを一番好きになってくれる・・・。たったそれっぽっちの条件なのに永遠に揃わない気がする。」(あゆ)
- 「いやムズカしく考え過ぎなのよ、君たち若者は。」(森田)
- 「あきらめるって、どうすればいいんだろう?」(あゆ)
- 「つーか、あきらめなきゃいいじゃん。」(森田)
- 「アリですか?あきらめないって。」(あゆ)
- 「おまえ恋してんだね。」(森田)
背景
森田の個展で、アーティストとしてお互いの才能に惹かれ合っている森田とはぐみの様子を見た竹本は、自分の恋が一方通行なことを痛感する。
個展の後、真山のクルマで海に繰り出した5人。
その晩泊まった宿で、竹本→はぐみ←森田、あゆ→真山、それぞれの想いが交錯する。
はぐみに告白できない竹本、真山を想っても報われないあゆ、あゆに想われても年上の女・理花をあきらめられない真山、はぐみに惹かれながら素直に表現できない森田、森田から突然キスされ動揺するはぐみ・・・。
不器用で切ない5人の恋の行方は?
恋愛力UPポイント
ヒトが恋に落ちる瞬間
浜美大の花本先生宅のアトリエで竹本と真山は一心不乱に桜の絵を画くはぐみに出会います。
はぐみと目と目が合った瞬間立ちすくむ竹本の横顔を見ながら、真山は「ヒトが恋に落ちる瞬間を初めて見て」しまうのです。
ヒトを好きになったことがなくてとか、恋って何?
そんな質問をしてくる男性が近頃多いけれど、それは出会うべくヒトに出会った時、突然胸の中に涌き上がってくる不思議な感情。
恋をするための方法なんてなく、出会いがすべてなんです。
“恋患い”そんな言葉があるでしょ。
はぐみと出会ってから、竹本の毎日がバラ色になったりブルーになったりしたように、恋をすると好きになった相手によって一喜一憂、自分の感情がコントロール不能になっちゃうからやっかいです。
でも、怖気づかないで。
ときめいたり、へこんだりしながら誰かを全力で好きになった後の自分は、以前の自分よりちょっぴり大きく強くなっているから。
恋愛経験を重ねたヒトが、なぜだか魅力的に見えるのはそのせいです。
好きなヒトのためにできること
破天荒な森田に影響されて何も画けなくなってしまったはぐみを見て、竹本は彼女のために自分ができることを何かを懸命に考えます。
彼がはぐみのためにやったこと、それは彼女の絵筆をキレイに直すこと、そしてスランプの彼女を一番勇気づけられる森田を送りこむこと。
一方あゆも理花を想いながら一歩踏み出せないでいる真山の背中を押します。
好きなヒトのためにできることって何だろう?
それは相手を応援することなんですね。
本当に好きになったら例え報われなくても相手の幸せを願わずにはいられない。
愛情ってそういうもんです。
「いつの日か僕は君を支えたいと思う。君を支える強さを持ちたいと思う。ただ今は今できることをしよう。今君に伝えるべきことを伝えようと思う。」
そう心に決めた竹本ははぐみに告白します。
笑顔で「ありがとう。」と応えるはぐみ。
あきらめないでいたら、その想いはいつか通じるのかもしれませんね。
片思いをしている全てのヒトへ、この映画をオススメします。

