「彼女の恋からわかること」のあらすじ
前作『彼女を見ればわかること』で、2000年カンヌ国際映画祭【ある視点】部門グランプリに輝き、アメリカ映画界に鮮烈デビューしたロドリゴ・ガルシア監督の長篇第2作目。
本編は10人の女優達がそれぞれ自宅でカメラに向かい、自らの恋愛体験を赤裸々に告白する…そんな限りなくシンプルな構成となっている。
10話のラブストーリーで語られるのは、様々な出会いと別れ、恋する痛み、哀しみ、孤独、そして希望。
ラダ・ミッチェル、キャシー・ベイカーなど、各エピソードを演じる女優の表情や言葉の中に愛に対する女性の真実の声が映し出される。
- 第1話「再会」(ラダ・ミッチェル)
- 第2話「初体験」アリシア・ウィット
- 第3話「ブラインド・デート」(リサ・ゲイ・ハミルトン)
- 第4話「機上の男性」(レッベカ・ティルニー)
- 第5話「旅の思い出」(キンバリー・ウィリアムズ)
- 第6話「恋人選びのルール」(デビ・メイザー)
- 第7話「最愛の人」(デボラ・アンガー)
- 第8話「人形使い」(スーザン・トレイラー)
- 第9話「忘れられないこと」(エリザベス・ペーニャ)
- 第10話「愛の与えてくれるもの」(キャシー・ベイカー)
監督:ロドリゴ・ガルシア(2000年アメリカ)
「彼女の恋からわかること」の恋愛名セリフ・名場面
~「機上の男性」レベッカ・ティルニー(第4話)より~
- 「男の価値がわかるのは、話の内容じゃなく態度よ。つまり人間性ってこと。」 「本当に愛されていたら、肌で感じるものよ。きっと心地いいハミングを聞いている気分よね。その相手と別れても思い出は残るわ。そんな風に愛されたい。」
背景
恋人が待つリゾート地に向かう機上で隣合わせた男性は、ポッチャリして頭は薄く、容姿はイマイチなのに、非常にジェントルマンでチャーミング。 「男は一生に一人の女しか愛せない。否定する男は嘘をついている。愛の女神は一度しか来ない。」 数々の恋愛遍歴を重ねた後そう悟ったという彼に、レベッカは強く惹かれながらも空港で別れる。 目的地でおちあった恋人の態度は機上の男性と比べて最悪。彼女は自問するのだった。 「私はこの人にとって運命の女?いいえ・・・。」
恋愛力UPポイント
彼女の恋からわかること。女性って?
本編は10人の女性が語る10のラブ・ストーリーからなります。 ヒトそれぞれの人生があるようにその恋愛経験もさまざま。 一見バラバラにみえる10のエピソードですが、続けて観ているといくつかの共通点に気付きます。 「そうそう、そうだよね」と同性のワタシが頷いたこと。それは…。
- 出会い~恋に落ちて~メイク・ラブまで女はなるべく自分のペースを守っていたい。 男性をじらすことで恋愛を盛り上げようと画策する。
- 女は過去の恋愛(恋人・夫)を懐かしく思うことはあっても、ずっと引き摺ったりしない。 何より今が大切、そう考えることで痛みを乗り越え前向きになろうとする。
- 恋愛遍歴を重ねながら、一方でお互いの存在を運命だと想い合える、そんな夢のような相手を求めている。 最愛のヒトは生涯一人だと想えるようなそんな男性を。
男性の皆さん、ご自分達との違いがわかりますか?
自分を知ることは他人を理解するための武器
第10話「愛の与えてくれるもの」の中で、キャシー・ベイカーは父親から、他人の気持ちをくみ取るためにまず「自分を知れ!」とアドバイスされたといいます。 せっかく彼女ができたのに何だかしっくりいかなくて・・・と相談してくる男性が結構いますが、彼女が期待する恋愛のペースを彼らは全く理解していないのでは? 恋の始まりにハラハラ、ドキドキする気持ちは男も女も同じです。 お互いが生涯だた一人の最愛のヒトであればと期待する気持ちもきっと同じでしょう。 しかし、出会ってから恋愛そしてそれ以降のプロセスは、男女で少し好みが違ってくるようです。 彼女とうまくいかなくてと嘆く前に自問してみて下さい。 自分は相手の気持ちをちゃんとくみ取っているか?と。 最後にキャシーが亡き夫ロイとの17年間の生活からは学んだことを引用します。 「橋をかけるのよ、夢と自分の心の間に。夢が邪魔をして、愛を見失わないようにね。愛とは他人を受け入れ安定することよ。安定こそ愛の喜び。」


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