ああ、酔えない……。
隣でしずしずと(ホントにそんな形容詞がピッタリ)ウーロンハイをお飲みになっていらっしゃるゆーちゃんを横目で見ながら、ビールをチビチビすする私。
こんなゆーちゃんは、やっぱりおとなしい女の子が好きなのかなぁ。
だとしたら私……ちょっとむずかしいかも。
この化けの皮もいつ剥がれるかわかったもんじゃないし。
そんな私の気持ちを知ってか知らずか、「あれー、なんかおとなしくなっちゃったねー」とにこやかに話しかけてくるゆーちゃん。
ええ、なりましたよ、なりましたともさ。
あんたみたいなタイプを前に、ひとりでバカはしゃぎできませんよ。
「もっといっぱい飲んで騒いでくれてもいいのに~」
「えー、いやー、あははは」
「俺、自分が今イチ騒げないタイプだから、まわりの人が騒いでるの見てるのスキなんだよね。
特に宴会隊長みたいなタイプの女の子とかいいなぁって思う」
宴会隊長がタイプってあんたオイ!!!!!!!!!!!!!!!! Σ(゚∀。;)
思わず心の中でツッコミを入れてしまいましたが、でもまぁ、酒を飲んだら必ずクダを巻く私にとっては、わりとジャストなお申し出ではあるのよね(それは宴会隊長とは言わないのかもしれませんが)。
けど、ウソとかお世辞とか、その場を取り繕うためにそういうことを言っているようにも見えないし、ちょっとぐらいリミッターはずしてもいいかなぁ。
ま、そうじゃないと私のありのままを見てもらえないしね。
取り繕った私を見て好きになってもらっても、それはそれで後々困るわけだし。
ってことで、ビールもう1杯!
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