一部の語学に堪能なお方を除けば、の話ですが。
オフィスで受話器をとった瞬間「Hello.」なんて聞こえてきたら、ちょっと焦ってしまう人の割合って、かなり多いのではないでしょうか。
ウン年間英語を勉強していたのに情けないといえば、まぁまったくその通りなんだけど、そのときの対応に幻滅しちゃったことがあります。
ウチはミニコミ系の出版社で、頻繁ではないけれど、
掲載された記事によっては外国の方から電話がかかってくることがあります。
大体、月に1,2度かなぁ。
ちなみに8人の部員のうち、英語ペラペラなのは営業のN本だけ。
日常会話程度なら、という子が2人くらいです。
英語難民の中で、最悪なのがF田。
軽く5秒は受話器を握ったまま固まったかと思うと隣の席のY田に「ねえ!ちょっと!替わってすぐ!ホラ待ってるから相手!」と無理やり押し付け。あの~、保留の音楽聞こえてこないんですけど?
結局「記事に載ってた店はポークが出るか」程度の問い合わせで、Y田も災難でした。
またあるときは「オー、プリーズホールド」と、もはや日本語と化した発音で保留に。
少しは進化したか?と思いきや、5秒くらい待ってから「ホワッ…あ、あれ?切れちゃった…切られちゃったのかな?」
と大声でのたまっていたが、私は見た!受話器を再び上げた瞬間、F田の人差し指がすばやく動き、フックを押したのを…。
お前切ったろ電話!
すぐにまた電話がかかってきたけど、取らないF田。
仕方ないから私が取ったけど、その小学生レベルの発想は何なの!?
別にビジネス英会話くらいペラペラじゃないとね、な~んてことは言いませんが、挨拶をして、お掛けなおししますくらいの会話、覚えるか紙に書いてデスクに貼っておくとか努力しなさいよ。
何度電話をとっても進歩がない彼を見ていると、仕事も恋愛も心配になってくるわよねぇ。
仕事は替わってもらえても、恋愛は都合のいいときだけ替わってもらうわけにはいかないしね。
でも、英語が堪能ならいいかといえばそうでもなくて。
ビジネス英語がペラペラなのが自慢のN本は、 「欧米では」が口癖なんだけど、仕事中に”Shit!”"Fuck!”って何事ですか。
指でカウントするときは親指から広げていくし(ヤツ曰くイギリス式)、ウィンクされたこともあったわねぇ(笑)。
挙句の果ては、みんなでレストランに行ったとき、私のイスを引いて「どうぞ」、財布を取り出しかけて「あ、チップはいいのか」ですって。
あんたの英語は駅前留学仕込みだって、みんな知ってますから!
努力は認めるけど、尊敬はされてないわよね~。
ましてやモテなんて…
そば屋で「フォークください」なんて言い出しかねない男、嫌だっつうの(笑)
この手の男って、ワインにかぶれたら相当イタい人になるよね。
なーんか想像できちゃう。
どちらも、英語に対するコンプレックスなんですよね。
F田はもう完全に苦手意識のカタマリだし、N本は英語圏の文化を無条件にスゲーって猿真似しちゃってる。
たとえどのようなコンプレックスも、人に見せるもんじゃないという好例かしら。

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