「虹の女神」のあらすじ
優柔不断で不器用、けれど憎めない性格の岸田智也(市原隼人)と映像に自分の夢を賭ける男勝りな佐藤あおい(上野樹里)。
大学時代にひょんなことから知り合った二人は、あおいの所属していた映画研究会で彼女の監督作『THE END OF THE WORLD』を共に自主制作することで友情と絆を深めていく。卒業後、映像制作会社に就職したあおいは、フリーターを続ける智也に自分の仕事を託し渡米するのだが・・・。
互いに強く惹かれながら、想いを伝え合うこともなく、永遠に親友以上の存在になれなくなってしまった2人の軌跡が不思議な虹をモチーフに描かれる。
人気作家・桜井亜美が原案&脚本を、また岩井俊二が初プロデュースを手掛けた淡くせつないLOVE STORY。
監督:熊澤尚人(2006年 日本)
「虹の女神」の恋愛名セリフ・名場面
- 「行くなって言ったら、きっと行くのやめると思う。ずっとそばにいてくれって言われたら、何もかも捨てて、ずっとそばにいると思う。」(あおい)
- 「誰なの?その失恋の相手って・・・。」(智也)
- 「言わない。」(あおい)
- 「日本にいればいいじゃん。」(智也)
- 「日本なんだ・・・、“そば”・・・じゃないんだ。」(あおい)
背景
映像制作会社の上司のススメで、映画の勉強のため退社し渡米することを決めたあおいは、就職が決まらずフリーターをしていた親友・智也を自分の後任に誘う。
一緒に出かけた仕事の帰途、酒に酔った智也は「さみしいもん同士付き合うか?」とあおいを抱き寄せる。
酔った勢いで「おまえに女は感じないけど、結婚してみるか、オレ達一度」などと言う智也を突き飛ばすあおい。
長年彼に想いを寄せてきたあおいは、智也の無神経な言動に深く傷つく。
それから数日後、智也はあおいの渡米計画を知って彼女の真意を問い質す。
本当は智也に引きとめて欲しいあおい。
あおいの気持ちに薄々気付きながら「がんばれよ!」と彼女の背中を押す智也。
お互いかけがえのない存在だと知りつつ、友人というハードルを越えられない2人。
あおいの渡米後、忙しい日々を送っていた智也は彼女が航空機事故で命を落としたことを知る・・・。
恋愛力UPポイント
君が僕に伝えたかったこと。
例えば恋の悩みとか、何でもフランクに相談できる女友達があなたのそばにも何人かいませんか?
いつもそばにいてお互い空気みたいになってるヒト、ほら顔が浮かんできませんか?
この映画の主人公、あおいと智也もそんななくてはならないステキな親友同士でした。
でも長い付き合いの中で男と女、いつしか友情が恋に育っていくことってあるんです。
イイ友達であればあるほど、自分のホントの想いって言い出しにくくなる。
それは友情は永遠だけど、恋愛はそうじゃないから?
好きだと言葉にした途端に2人の関係が脆くなってしまうから?
あおいと智也も想い合いながら、互いにずっと言い出せず、ビミョウな関係に揺れていました。
そんな時訪れたあおいの突然の死。
葬儀後、彼女の部屋を訪れた智也は、あおいの妹かな(蒼井優)から思い出の品を手渡されます。
学生時代、智也に頼まれて書いた代筆のラブレターの裏に書かれてあったのは・・・、
「優柔不断な所も好き、根性ない所も好き、1人じゃ何にもできない所も好き、鈍感な所が好き、笑った顔が一番好き。」
あおいがずっと智也に伝えたかったことでした。
一番大切なヒトはきっとあなたのそばにいる。
仲のいい女友達を好きになってしまったけれど、今のいい関係を壊したくないからどうしたらいいか?
そんな風に悩む男性って近頃多いですね。
一歩踏み出すのは勇気のいること。
けれどたった一度の人生、何もしないで後悔するよりここぞという時に頑張ってほしいのです。
本編で、あおいの遺品を前に泣き崩れる智也に、妹かなが涙ながらにそっと言います。
「バカだなあ、お姉ちゃんも岸田さんも・・・。」
あなたにとって一番大切なヒトは、きっとあなたのそばにいるはずです。
近くにいてあなたの言葉を待ってるはずです。
運命の女性が、虹の女神のように淡い幻としてあなたの前から消え去ってしまう前に、彼女を思いきり抱きしめてほしい。
あおいがいつも智也にそうしていたように、この映画が恋に迷うあなたの背中を力強く前に押してくれることを祈ります♪


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