「クローズド・ノート」のあらすじ
教師を目指す女子大生・香恵(沢尻エリカ)は、一人暮しをするために引越した部屋で前の住人が忘れていった一冊のノートを見つける。そんなある日、彼女はバイト先の万年筆店に客としてやってきたイラストレーター・石飛リュウ(伊勢谷友介)に恋をする。
彼への恋心を一人持て余していた香恵は、寂しさを紛らわすように”忘れ物のノート”を開いてしまう。そのノートは、持ち主・真野伊吹先生(竹内結子)が小学校での生徒との交流や恋人・隆との恋愛模様など、彼女の日々を綴った日記だった。
香恵は彼女の日記を読み進めていくうちに、その恋に刺激され、リュウへの想いを募らせていくのだったが・・・。香恵の恋にときめく日常と日記の中の伊吹の人生、出会うはずのない2つが交錯した時、日記に隠された真実が明かされていく。
一冊の日記がヒロイン・香恵の恋と人生を変えてゆく運命的なラブ・ストーリー。監督:行定 勲(2007年日本)
「クローズド・ノート」の恋愛名セリフ・名場面
- 「(接客に失敗して)可奈子さん、万年筆売るのってムズカシイですね。」(香恵)
- 「(それはセールストークの)腕、腕・・・。」(可奈子)
- 「なんかコツとかあるんですかね。」(香恵)
- 「万年筆は高価な嗜好品だからね。売り手の知識や経験の差にもよるけど、大事なのはSTORYかな。」(可奈子)
- 「STORY?」(香恵)
- 「ヒトの心を動かすのって簡単なことじゃないからね。例えばね、恋愛と一緒。STORYを作り上げないまま、いきなりクライマックスを語ったって誰の心も動かせないでしょ?」(可奈子)
- 「ふうん、確かに・・・。」(香恵)
- 「ワタシ、このノートに教わったんです。純粋にヒトを想うことを。」(香恵)
- 「香恵ちゃん、ホンモノの恋をしてるんだね。」(可奈子)
背景
バイト先の万年筆店オーナーの娘・可奈子(永作博美)は、香恵の頼れるお姉さん的存在。
仕事の合間に彼女が香恵に語る言葉のひとつひとつに、人生の先輩としての的確なアドバイスが散りばめらていて、やさしく香恵を勇気づける。
香恵の恋愛STORYは一冊のノートとの出会いから始まった。
彼女はそのノートから真野伊吹という女教師の人生に触れ、そして伊吹の恋人だった石飛リュウと運命的な恋に落ちる。
伊吹の日記と叶わない恋から香恵が得たものは?
恋愛力UPポイント
出会い、意識するかしないか
行定勲監督はこう語っています。
「この映画の大きなテーマは”出会い”。意識しているからこそ”出会える”のであって、意識しなかったらただの”すれ違い”にしかならないんです。」
確かにそうですね。彼女がほしい、でもできなくて…と悩んでる男性の皆さんもきっと日々誰かと出会っているんだと思う。
パートナーがいるいないの差は、それを意識するかしないかなのかもしれませんね。
出会って誰かを好きになったとします。
で、そのあと必要なこと、それは2人で作るSTORYです。
男性は結果を急ぐあまりすぐ2人の関係をクライマックスにもっていきたがる傾向にありますが、それでは女性の心は動かせません。
2人の間に出会ってヨカッタ、そう心底想えるようなSTORYがないと女性は納得できないんです。
この映画はそんな女性心理が香恵のセリフと伊吹の日記の中にたくさん散りばめられています。
どうしたら、ホンモノの恋ができるのか?が…。
「あなたに出会えて本当にヨカッタ」
「あなたに出会えて本当にヨカッタ」
もし愛するヒトからそう言われたら、もうそれだけで生まれてヨカッタと思えますよね。
伊吹の日記の最後のページ、それを書いた後、交通事故死してしまった彼女から恋人の隆に書かれたラブレターをここに引用します。
今は独りのあなたも、いつかこんな風に大切なヒトから言ってもらえますように。
「大げさなことかもしれないけど、出会いというのは運命の糸で繋がれているからあるんだと思う。
限りある巡り合いの中で出会うのだから、それは奇蹟だと言ってもいい。
あなたと出会うずっと前の私は、この教え子達と同じ夢見る少女でした。
でもこんなに幸せな今の自分は想像できなかった。夢なら永遠に覚めないでほしい。
でもこれが現実なら一瞬でもかまわない。私は生きてきてよかったと言える。(中略)
ねえ隆、私はあなたに出会えて本当によかった。」


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