「ビフォア・サンライズ」「ビフォア・サンセット(続編)」のあらすじ
ユーロトレインの中で偶然出会ったアメリカ人青年ジェシー(イーサン・ホーク)とフランス人のセリーヌ(ジュリー・デルピー)。
瞬時に惹かれ合った2人はウィーンで途中下車し、暮れなずむ街を思いつくまま会話を重ねながら14時間散策する。
明くる日の早朝、お互いに高まりつつある恋情を抑えながら、半年後に会う約束だけをして別れた2人は・・・・。
続編は、2人の出会いから9年後のSTORYを9年後の同キャスト・同監督で製作。
かなわなかった約束を胸に9年前の経験を小説にしたジェシーは、プロモーションで訪れたパリの書店でセリーヌと再会する。
ジェシーがフランスを発つ飛行機の時間まではたったの85分。
パリの街を散策しながら、心の中で20代の運命的な出会いを引き摺る大人の2人が出す答えは別れなのか、それとも・・・・。
監督:リチャード・リンクレイター(1995年/2004年(続編) アメリカ)
「ビフォア・サンライズ」「ビフォア・サンセット(続編)」の恋愛名セリフ・名場面
- 「前にあなた言ったでしょ。どんなカップルも一緒にいると数年で互いの反応が予測できるから、憎しみ合ったり、飽きてくるって。でも私の場合は反対なの。相手を知れば知るほどその人が好きになるわ。どんなシャツを着るのかとか、髪の分け方とか、こんな時にはこの人こんなこと言うんだろうなとか・・・・。そんな風に全て理解した時に始めてその人を愛せるようになるのよ。」(セリーヌ)
背景
ウィーンの街を散策しながら会話に会話を重ねて14時間・・・。
早朝の街の片隅で、身も心も結ばれながら、もう一歩踏みこめずに別れの時を待つジェシーとセリーヌ。
ジェシーを運命の相手だと感じ始めたセリーヌは、2人の今後に想いを馳せながら、自分の本当の愛の形を彼に告白するのだった。
この出会いを単なる思い出にはしたくない、そんな心情をこめて・・・。
恋愛力UPポイント
惹かれ合うプロセス
この作品の主な登場人物はたった2人の男女。
恋愛映画と言っても、巷に溢れかえるドラマティックな展開や演出は全くなし。
まるでドキュメンタリーのように、物語は延々と続く2人の会話で綴られていきます。
出会ったばかりの頃はぎこちなかった2人が、家族のこと、子どもの頃のこと、過去の恋バナ、絵画、人生観など様々なことを会話するうちに、互いにときめき惹かれ合い、やがて相手をかけがえのない存在だと認め合っていくのです。
そんな2人の様子から、本当のところ、恋愛に必要なのは何かがわかるはず。
それは“会話”です。
旅の途中、限られた時間の中で、精一杯相手のことを理解したい、自分のことを理解させたいと会話を続けるジェシーとセリーヌ。
離れがたい強い愛情を感じながら、再会を約束しウィーンで別れた2人はその後・・。
いつまでも色褪せないもの
結局、再会の約束はかなわないまま・・・、続編は出会いから9年後のパリが舞台。
作家になったジェシーはセリーヌとの出会いを本にしパリへ。
彼の期待通り、朗読会を開いた書店にセリーヌが現れ、喜びの再会を果たした2人は、ウィーンで別れた日から今までのことを会話しながらパリの街を散策します。
今回のタイムリミットは85分。
ウィットに富んだ大人の会話は、別れの時が迫るにつれ、いつしか胸の奥底の心情吐露に。
9年の月日は2人を少しくたびれた大人にしていましたが、出会った頃抱いた相手への想いは全く色褪せていなかったのです。
それは、ラスト近くにセリーヌが弾き語りで歌う自作のワルツの中で鮮やかに浮き彫りに。
ジェシーが本を書いたように、彼女も詩の中に長年の彼への想いを込めていたのです。
それを聴いたジェシーは時間が来ても彼女の前から動けず・・・。
ラストは観る者各々の想像にまかされています。
あなたがジェシーならどうしますか?あなたの人生に本当に必要なものは?



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