初対面でお話しするとき、メールで自己紹介をし合う時、一方的な自己アピールだけでなく「失敗談」を付け加えると相手に好印象を与えることができる。
恋愛入門書や出会い系メールのテクニックサイトなどによく書かれています。
確かに初めての段階ではお互いのことは手探り状態ですから、不安や緊張、相手に対する疑心みたいなものさえ感じています。
そんな中、自己アピールと共に「失敗談」を語ることは緊張を緩和し、相手に心を開くような信頼感に繋がっていくのだろうと思います。
でも全てがそう上手く行くとは限りません。
「失敗談」の種類
そもそも、ひとことで失敗談と言いますが何に対する失敗談なのでしょうか?
これを読んでいる貴方も直ぐに浮かびますか?
学校で、バイト先で、仕事上で、家(家族)で 日常生活で……
改めて「自分の失敗談」と考えるとなかなか直ぐには浮かびませんし、浮かぶものといえば「笑えない」「シャレにならない」「重い体験」「思い出したくもない」ものがあったりします。
自己PRとうまく交えながら語たったところで、失敗談の方が威力が大きいと「ダメなやつ」という目で見られかねません。
したがって「失敗談」は読んでの字のごとく失敗をした体験談ということではなく、「ふとした勘違いから起こりえた笑える事象」という考え方がいいのではと思います。
- さらに、それは誰でもしがちな勘違いや間違いであること。
- そして起こりうる事象が言った本人に跳ね返ってきていること。(自業自得)
がポイントかもしれません。
こういう書き方をすると失敗談を語るのはとてつもなく難しいと思われがちですが、実はかなり難しいことなんです。そう受け取ってもらったほうがいいのかもしれません。
面接試験などでもそうですが、自己アピールするのは簡単ですが、短所を説明するのって難しいですよね。
しかもこの場合、その短所をウィットに富んだ笑いとして長所に変えて説明するということですから、かなり難しいと思います。
失敗談のタイミング
自己ピーアールの中や会話の流れのどこで失敗談を交えて、どう終結を図るか?
これも重要です。
よく、失敗談がちょっと受けたからといって、調子に乗って次々に繰り出し、笑いを取ろうとする人がいますが、最終的には「変な人」で終わってしまう可能性があります。
やはり重要なのは、相手、周りの反応を見て言うこと。
そして「間」です。
なにやら漫才のような話になりましたが、そもそも自己アピールにおける失敗談の盛り込みは、基本は「漫才」なのかもしれません。
お笑い芸人のボケ役がやる自虐ネタは、相方のツッコミがあってこそ救われますし、本当にボケの上手い芸人さんは、その奥に秘められた知性を感じることができます。
もし、貴方が自分の失敗談を言ったとき、全く受けずにシラケたり、相手から「それって貴方が馬鹿なだけじゃないの?」って言われたらどうしますか?
(えっ? 可笑しくない? 何で笑わない? 馬鹿とは何だ!!! なんて思ったらまだまだ非モテ君のまま)
プロのお笑い芸人は、これを返す技術を持っていますし、結局笑わせます。
そう、相手の反応(この手の笑いは受けないけど、あの手の笑いは受ける)を瞬時に察知し、押してみたり引いてみたりが上手いんです。
実は、お笑いのテクニックほど奥深く難しいものはありません。
「面白い人はモテる」というのは間違いです。
「面白がらせることが作為的にできる頭の良い人」だからモテるんです。
ですから、普段から女性を会話で盛り上げることが苦手な人なら尚更、故意に「失敗談」を盛り込むのは危険です。
あまり失敗をしなさそうな人の失敗談は聞いてみて面白いのですが、本当に失敗ばかりしてそうな人の失敗談は聞いてて笑いが引き攣ります。
「失敗談を織り交ぜて~」などの会話やメールのテクニックに走る前に、失敗をあまりしない人になるよう努力してください。
無理に失敗談を盛り込み、その場が「失敗談」になってしまった人が沢山います。

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